「めまい」5つのギモン

「めまい」5つのギモン

Q2.どんな病気が関係しているの?
A2.耳(内耳:ないじ)の病気、脳の病気、全身の病気がめまいの原因となります。

 内耳(ないじ)は「リンパ」と呼ばれる液で満たされていて、このリンパの増加や漏れが起こったり、内耳の器官の一部(耳石:じせき)がはがれて浮遊したり、内耳でとらえた情報を脳に伝える神経(前庭神経:ぜんていしんけい)に炎症が起こったりするとめまいを生じます。 この場合、回転性のめまい発作に襲われることが多くなります。また、体のバランスをとる働きをする半規管(はんきかん)や前庭(ぜんてい)は、音を聴く働きをする蝸牛(かぎゅう)とつながった構造をしているため、特に内耳性(ないじせい)のめまいでは難聴や耳鳴りなどをともなう場合があります。
 小脳(しょうのう)や脳幹(のうかん)は体のバランスを保つ働きをしています。脳や全身の病気によって、小脳や脳幹に送られる血液量が不安定になったり不足したり、小脳や脳幹が圧迫されてもめまいが起こります。

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