「めまい」5つのギモン
- Q3.病院ではどんな検査をするの?
- A3.めまいの原因を調べるため、次のようにいろいろな検査を行います。
- ●問診(詳しい症状や生活環境について尋ねます)
- めまいが起きたときの状況(どんなめまいか、何をしていたときに起きたか、どれくらいの時間持続したか、めまい以外にどんな症状があるか、など)を尋ねます。また、ストレスもめまいの原因として考えられる場合には、最近の生活状態(仕事は忙しいか、睡眠は十分か、気がかりなことはないか、など)を尋ねることもあります。
- ●体のふらつき具合をみる検査
- 両足または片足で立って、目を開けたときと閉じたときとで、体のふらつき具合がどのくらい違うかを観察します。また、足踏み前後で体の向きがどれくらいずれるかを観察する検査もあります。
- ●めまいの程度をみる検査
- めまいを起こしているときの眼は独特な動きをしていて、この動きは「眼振(がんしん)」と呼ばれています。
物を見つめない状態、見つめた状態、頭の位置を変えた状態などで眼振を観察します。軽い眼振も観察できるよう、特殊なメガネやビデオカメラを使ったり、電気的な記録で眼振を観察することもあります。また、外耳道(がいじどう)に水あるいは風を入れて少し温めたり冷やしたりして半規管(はんきかん)の反応をみる検査(温度刺激検査)も、めまいの診断のために大切です。
- ●その他
- 聴力検査は耳の病気によるめまいの診断に必要です。また、画像検査(CTやMRI)なども必要に応じておこなわれます。
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