パルモディアXR錠(徐放錠)の薬物動態について教えてください。パルモディアXR錠(徐放錠)とパルモディア錠(普通錠)の血中濃度の推移の違いについて教えてください。
TG高値の脂質異常症患者にパルモディアXR錠0.4mg/日を1日1回又はIR錠0.2mg/日を1日2回に分けて食前又は食後に4週間反復経口投与したとき、パルモディアXR錠はIR錠に比較し食前投与時、食後投与時のいずれでも定常状態における平均滞留時間、tmax、t1/2の延長が認められ、IR錠に比較して吸収が持続することが確認されました1)。
詳細は以下のとおりです1)。
※XR錠とIR錠で1日の投与量が異なる(XR錠:0.4mg/日、IR錠:0.2mg/日)ためご注意下さい。
〇t1/2(h)(幾何平均値)
XR錠:食前投与(17例):5.549、食後投与(17例):4.185
IR錠:食前投与(20例):2.001、食後投与(18例):2.118
〇tmax(h)(中央値)
XR錠:食前投与(20例):3.00、食後投与(19例):8.00
IR錠:食前投与(20例):1.00、食後投与(18例):3.00
〇AUC(ng・h/mL)*(幾何平均値)
XR錠:食前投与(20例):22.7233、食後投与(19例):24.9334
IR錠:食前投与(20例):6.4507、食後投与(18例):7.7144
*1回投与あたりのペマフィブラートの血中からの消失までを反映したAUC(XR錠投与:AUC0-24h、IR錠投与:AUC0-12h)
〇Cmax(ng/mL)(幾何平均値)
XR錠:食前投与(20例):3.1283、食後投与(19例):3.5149
IR錠:食前投与(20例):2.0585、食後投与(18例):1.4603
なお、ペマフィブラートの1日用量を同等に補正したIR錠0.2mg/日投与4週時に対するXR錠0.4mg/日投与4週時のAUC0-τの幾何平均値の比(90%信頼区間)は、食前投与時と食後投与時でそれぞれ0.863(0.797,0.934)、0.870(0.788,0.960)でした2)。
補足
IR錠:即放性錠(Immediate Release錠)
XR錠:徐放性錠(Extended Release錠)
詳細は以下のとおりです1)。
※XR錠とIR錠で1日の投与量が異なる(XR錠:0.4mg/日、IR錠:0.2mg/日)ためご注意下さい。
〇t1/2(h)(幾何平均値)
XR錠:食前投与(17例):5.549、食後投与(17例):4.185
IR錠:食前投与(20例):2.001、食後投与(18例):2.118
〇tmax(h)(中央値)
XR錠:食前投与(20例):3.00、食後投与(19例):8.00
IR錠:食前投与(20例):1.00、食後投与(18例):3.00
〇AUC(ng・h/mL)*(幾何平均値)
XR錠:食前投与(20例):22.7233、食後投与(19例):24.9334
IR錠:食前投与(20例):6.4507、食後投与(18例):7.7144
*1回投与あたりのペマフィブラートの血中からの消失までを反映したAUC(XR錠投与:AUC0-24h、IR錠投与:AUC0-12h)
〇Cmax(ng/mL)(幾何平均値)
XR錠:食前投与(20例):3.1283、食後投与(19例):3.5149
IR錠:食前投与(20例):2.0585、食後投与(18例):1.4603
なお、ペマフィブラートの1日用量を同等に補正したIR錠0.2mg/日投与4週時に対するXR錠0.4mg/日投与4週時のAUC0-τの幾何平均値の比(90%信頼区間)は、食前投与時と食後投与時でそれぞれ0.863(0.797,0.934)、0.870(0.788,0.960)でした2)。
補足
IR錠:即放性錠(Immediate Release錠)
XR錠:徐放性錠(Extended Release錠)
参考資料
1)パルモディアXR錠 インタビューフォーム 2024年1月改訂(第5版) Ⅶ.薬物動態に関する項目 1.血中濃度の推移 (2)臨床試験で確認された血中濃度 1)徐放性製剤の第II相臨床薬理試験(K-877-CR-01)
2)パルモディアXR錠 電子添文 2024年1月改訂(第4版) 16.1.1 反復投与
作成年月
2024年8月