パルモディアXR錠(徐放錠)は服用時間(朝投与と夕投与)による影響を受けますか。
パルモディアXR錠は、影響を受けないので服薬時刻(朝投与又は夕投与)を問わず、投与が可能です1)。
国内第Ⅲ相長期投与試験(K-877-ER-03)の結果、朝投与及び夕投与間でTG低下作用に差は認められませんでした1,2)。
TG高値の脂質異常症患者にパルモディアXR錠0.2mg/日(効果不十分の場合、12週以降に0.4mg/日に増量)を1日1回朝又は夕に52週間投与したとき、最終評価時(52週時又は中止時)及びその直前の時点における空腹時血清TGのベースライン値からの変化率の平均値(95%信頼区間)は、朝投与群(61例)で-44.82%(-49.70,-39.94)、夕投与群(60例)で-46.61%(-51.34,-41.88)であり、いずれもベースライン値から有意に低下しました(p≦0.01、1標本t検定)。また、共分散分析の結果、朝投与群における夕投与群との最小二乗平均値の差(95%信頼区間)は3.03%(-3.55,9.62)であり、統計学的に有意な差は認めませんでした(p=0.363、t検定)3,4)。
国内第Ⅲ相長期投与試験(K-877-ER-03)の結果、朝投与及び夕投与間でTG低下作用に差は認められませんでした1,2)。
TG高値の脂質異常症患者にパルモディアXR錠0.2mg/日(効果不十分の場合、12週以降に0.4mg/日に増量)を1日1回朝又は夕に52週間投与したとき、最終評価時(52週時又は中止時)及びその直前の時点における空腹時血清TGのベースライン値からの変化率の平均値(95%信頼区間)は、朝投与群(61例)で-44.82%(-49.70,-39.94)、夕投与群(60例)で-46.61%(-51.34,-41.88)であり、いずれもベースライン値から有意に低下しました(p≦0.01、1標本t検定)。また、共分散分析の結果、朝投与群における夕投与群との最小二乗平均値の差(95%信頼区間)は3.03%(-3.55,9.62)であり、統計学的に有意な差は認めませんでした(p=0.363、t検定)3,4)。
参考資料
1)パルモディアXR錠 インタビューフォーム 2024年1月改訂(第5版) Ⅴ.治療に関する項目 3.用法及び用量 (1)用法及び用量の解説
2)パルモディアXR錠 インタビューフォーム 2024年1月改訂(第5版) Ⅴ.治療に関する項目 3.用法及び用量 (2)用法及び用量の設定経緯・根拠
3)パルモディアXR錠 電子添文 2024年1月改訂(第4版) 17.1.2 国内第Ⅲ相長期投与試験
4)パルモディアXR錠 インタビューフォーム 2024年1月改訂(第5版) Ⅴ.治療に関する項目 5.臨床成績 (4)検証的試験 2)安全性試験 ①徐放性製剤の第III相長期投与試験(K-877-ER-03)
作成年月
2024年8月