リバゼブ配合錠の用法及び用量の設定根拠を教えてください。
リバゼブ配合錠の用量は「ピタバスタチンカルシウム/エゼチミブとして2mg/10mg及び4mg/10mg」の2用量の設定としています。ピタバスタチンカルシウムの含量については、エゼチミブとの併用割合が高い用量として、ピタバスタチンカルシウム2mg及び4mgを選択しました。また、エゼチミブの含量については、本邦でのエゼチミブの承認用量が1日1回10mgのみであることから、配合用量を10mgとしました。
ピタバスタチンカルシウム水和物は食事の制限なく投与が可能ですが、エゼチミブは食後投与(作用機序が食事性(胆汁性)コレステロールの小腸での吸収阻害となる)であることから、リバゼブ配合錠の用法はエゼチミブの用法に合わせて食後投与としました1)。
健康成人男性にリバゼブ配合錠HDを空腹時又は食後に単回経口投与した生物学的同等性及び食事の影響の検討試験(K-924-01)の結果、リバゼブ配合錠の薬物動態は各単剤投与時に認めた食事の影響と類似しており、リバゼブ配合錠は各単剤投与時と同様の食事条件下での投与が可能と判断しました1)。
<参考>
〇ピタバスタチンカルシウムの用量として1mgを選択しなかった理由
ピタバスタチン及びエゼチミブを併用している患者のうち、ピタバスタチンカルシウムの1mgを使用している患者も一定数存在していると推計されますが、動脈硬化性疾患の予防を目的としてピタバスタチンカルシウム1mgを投与されている患者においてLDL-Cの管理目標値を達成できない場合には、JAS2017(リバゼブ配合錠開発時のガイドライン)での推奨に則り、エゼチミブの追加投与の前にピタバスタチンの増量を考慮すべきと考えられることから、リバゼブ配合錠に配合するピタバスタチンカルシウムの用量として1mgは選択しませんでした1)。
ピタバスタチンカルシウム水和物は食事の制限なく投与が可能ですが、エゼチミブは食後投与(作用機序が食事性(胆汁性)コレステロールの小腸での吸収阻害となる)であることから、リバゼブ配合錠の用法はエゼチミブの用法に合わせて食後投与としました1)。
健康成人男性にリバゼブ配合錠HDを空腹時又は食後に単回経口投与した生物学的同等性及び食事の影響の検討試験(K-924-01)の結果、リバゼブ配合錠の薬物動態は各単剤投与時に認めた食事の影響と類似しており、リバゼブ配合錠は各単剤投与時と同様の食事条件下での投与が可能と判断しました1)。
<参考>
〇ピタバスタチンカルシウムの用量として1mgを選択しなかった理由
ピタバスタチン及びエゼチミブを併用している患者のうち、ピタバスタチンカルシウムの1mgを使用している患者も一定数存在していると推計されますが、動脈硬化性疾患の予防を目的としてピタバスタチンカルシウム1mgを投与されている患者においてLDL-Cの管理目標値を達成できない場合には、JAS2017(リバゼブ配合錠開発時のガイドライン)での推奨に則り、エゼチミブの追加投与の前にピタバスタチンの増量を考慮すべきと考えられることから、リバゼブ配合錠に配合するピタバスタチンカルシウムの用量として1mgは選択しませんでした1)。
参考資料
1)リバゼブ配合錠LD/リバゼブ配合錠HD インタビューフォーム 2024年8月改訂(第6版) Ⅴ.治療に関する項目 3.用法及び用量 (2)用法及び用量の設定経緯・根拠
作成年月
2024年9月