FAQ

リバゼブ配合錠の薬物動態について教えてください。
生物学的同等性試験(K-924-01)の結果、配合剤と単剤併用で同等性が認められました。
健康成人男性55例にリバゼブ配合錠HD1錠又はピタバスタチンカルシウム錠4mg及びエゼチミブ錠10mg各1錠(単剤併用)を、クロスオーバー法により空腹時に単回経口投与したときの薬物動態パラメータは以下のとおりでした1)

■ピタバスタチン(未変化体)
〇AUC0-t(ng・h/mL)(平均値±標準偏差)
リバゼブ配合錠HD(55例):140.745±48.794
単剤併用(54例):143.664±49.904
〇Cmax(ng/mL)(平均値±標準偏差)
リバゼブ配合錠HD(55例):64.215±29.056
単剤併用(54例):66.353±31.811
〇Tmax(h)[中央値(最小値, 最大値)]
リバゼブ配合錠HD(55例):1.000[0.50, 2.00]
単剤併用(54例):1.000[0.50, 2.00]
〇T1/2(h)(平均値±標準偏差)
リバゼブ配合錠HD(38例):12.227±2.886
単剤併用(45例):14.061±4.225

■エゼチミブ(非抱合体)
〇AUC0-t(ng・h/mL)(平均値±標準偏差)
リバゼブ配合錠HD(55例):89.9823±41.0849
単剤併用(54例):94.7826±43.6560
〇Cmax(ng/mL)(平均値±標準偏差)
リバゼブ配合錠HD(55例):5.7285±3.4775
単剤併用(54例):6.6849±4.6191
〇Tmax(h)[中央値(最小値, 最大値)]
リバゼブ配合錠HD(55例):4.000[0.50, 12.00]
単剤併用(54例):5.000[0.50, 24.00]
〇T1/2(h)(平均値±標準偏差)
リバゼブ配合錠HD(38例):16.950±6.663
単剤併用(41例):20.199±12.952

<参考>生物学的同等性の評価結果1)
ピタバスタチン(未変化体)のCmax、AUC0-t及びエゼチミブ(非抱合体)のAUC0-tの幾何平均値の比の90%信頼区間は、生物学的同等の許容域である0.80~1.25の範囲に含まれましたが、エゼチミブ(非抱合体)のCmaxの幾何平均値の比(リバゼブ配合錠HD投与/単剤併用投与)の90%信頼区間は0.795~0.981であり、当該区間の下限は許容域を僅かに下回りました。
また、エゼチミブ(グルクロン酸抱合体)も測定し、Cmax及びAUC0-tの幾何平均値の比(リバゼブ配合錠HD投与/単剤併用投与)の90%信頼区間は、生物学的同等の許容域である0.80~1.25の範囲に含まれました。

〇ピタバスタチン(未変化体)の幾何平均値の比(90%信頼区間)
Cmax:0.981(0.901,1.068)
AUC0-t:0.989(0.962,1.017)
〇エゼチミブ(非抱合体)の幾何平均値の比(90%信頼区間)
Cmax:0.883(0.795,0.981)
AUC0-t:0.959(0.898,1.024)
〇エゼチミブ(グルクロン酸抱合体)の幾何平均値の比(90%信頼区間)
Cmax:0.887(0.824,0.954)
AUC0-t:0.934(0.883,0.988)

参考資料

1)リバゼブ配合錠LD/リバゼブ配合錠HD インタビューフォーム 2024年8月改訂(第6版) Ⅶ.薬物動態に関する項目 1.血中濃度の推移 (2)臨床試験で確認された血中濃度 1)生物学的同等性試験(K-924-01)

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