FAQ

リバゼブ配合錠と併用禁忌の薬剤について教えてください。
国内で承認された効能効果・用法用量の範囲外の情報を含む場合がありますが、承認外の使用を推奨するものではありません。
リバゼブ配合錠のご使用にあたっては、最新の電子化された添付文書(電子添文)をご確認ください。

電子添文の相互作用の項では、シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)が併用禁忌に設定されています。
リバゼブ配合錠をシクロスポリン投与中の患者に併用した場合には、リバゼブ配合錠の血漿中濃度が上昇することにより、副作用の発現頻度の増加や、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症等の重篤な副作用が発現するおそれがあります1)

〇シクロスポリン
ピタバスタチンとの薬物相互作用:健康成人男性6例に1日1回ピタバスタチンカルシウムとして2mgを6日間反復経口投与し、6日目の投与1時間前にシクロスポリン2mg/kgを単回経口投与したとき、ピタバスタチンの血漿中濃度はCmaxで6.6倍、AUCで4.6倍に上昇しました2)
エゼチミブとの薬物相互作用:クレアチニンクリアランスが50mL/minを超え、かつ、一定用量(75~150mg1日2回)のシクロスポリン製剤を服用中の外国人腎移植患者8例にエゼチミブ10mgを単回投与したとき、血漿中総エゼチミブ(非抱合体+グルクロン酸抱合体)濃度のAUCは健康成人と比較して約3.4倍高値を示しました。別の試験で、重度の腎機能障害のため腎移植を行い、シクロスポリン製剤による治療を受けていた外国人患者1例にエゼチミブ10mgを単回経口投与したとき、血漿中総エゼチミブ濃度のAUCが健康成人と比較して約12倍に上昇した報告があります。外国人健康成人12例にエゼチミブ20mg注)を1日1回8日間反復経口投与し、7日目にシクロスポリン製剤100mgを単回経口投与したとき、血液中シクロスポリン濃度のCmax及びAUCはシクロスポリン単独投与と比較してそれぞれ10%及び15%上昇しました3)
注)リバゼブ配合錠の承認用量は1日1回1錠(ピタバスタチンカルシウム/エゼチミブとして2mg/10mg又は4mg/10mg)である。

参考資料

1)リバゼブ配合錠LD/リバゼブ配合錠HD インタビューフォーム 2024年8月改訂(第6版) Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 7.相互作用 (1)併用禁忌とその理由
2)リバゼブ配合錠LD/リバゼブ配合錠HD 電子添文 2023年7 月改訂(第3版) 16.7 薬物相互作用 16.7.1 ピタバスタチン (1)シクロスポリン
3)リバゼブ配合錠LD/リバゼブ配合錠HD 電子添文 2023年7 月改訂(第3版) 16.7 薬物相互作用 16.7.2 エゼチミブ (4)シクロスポリン製剤との相互作用

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2024年9月

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