FAQ

リバゼブ配合錠の有効成分であるピタバスタチン、エゼチミブの発がん性、肝毒性について教えてください。
発がん性に関して、非臨床毒性試験では各有効成分にがん原性を有さないことは確認されています1,2)
また、治験で認められた良性、悪性および詳細不明の新生物は、第Ⅲ相検証試験(K-924-02)の結果ではピタバスタチン4mg群で1.4%(1/72名;前立腺癌)、第Ⅲ相長期投与試験(K-924-03)の結果ではリバゼブ配合錠LD群で3.2%(2/62名;肺腺癌、脂肪腫)、リバゼブ配合錠HD群で2.1%(1/47名;胃腺癌)の有害事象が認められていますが、いずれも治験薬との関連性は否定されています3,4)

肝毒性に関して、ピタバスタチン、エゼチミブともに、最新の電子化された添付文書(電子添文)で重大な副作用として肝機能障害が報告されています5)。第Ⅲ相検証試験(K-924-02)の結果では、肝炎に関連する有害事象の発現割合はピタバスタチン2mg群で0.0%(0/72名)、ピタバスタチン4mg群で8.3%(6/72名)、リバゼブ配合錠LD群で5.6%(4/72名)、リバゼブ配合錠HD群で9.7%(7/72名)であり、ピタバスタチンとエゼチミブの併用により、ピタバスタチン単剤投与と比較して肝障害が増強する傾向は認められませんでした。また、肝炎に関連する有害事象はいずれも軽度、非重篤でした3)

参考資料

1)リバロ錠 インタビューフォーム 2024年8月改訂(第35 版) Ⅸ.非臨床試験に関する項目 2.毒性試験 (4)がん原性試験
2)ゼチーア錠 インタビューフォーム 2023年7月改訂(第11版) Ⅸ.非臨床試験に関する項目 2.毒性試験 (4)がん原性試験
3)【社内資料】第III相検証試験
4)【社内資料】第III相52週長期投与試験
5)リバゼブ配合錠LD/リバゼブ配合錠HD インタビューフォーム 2024年8月改訂(第6版) Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 8.副作用 (1)重大な副作用と初期症状

作成年月

2024年9月

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