FAQ

グラナテック点眼液の臨床試験で併用していた点眼薬について教えてください。
国内第III相併用試験では、ラタノプロスト点眼液、チモロール点眼液、国内第III相長期投与試験では、プロスタグランジン(PG)関連薬、β遮断薬、PG関連薬及びβ遮断薬の配合剤とグラナテック点眼液を併用していました1)
なお、他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼してください2)

〇国内第III相ラタノプロスト点眼液併用試験(K-115-06)3)
ラタノプロスト点眼液0.005%で効果不十分※な原発開放隅角緑内障(POAG)又は高眼圧症(OH)患者を対象に、プラセボ又はグラナテック点眼液を両眼に1回1滴、1日2回、ラタノプロスト点眼液0.005%に追加して8週間点眼しました。
0週の同一時刻に対する4、6、8週時の有効性評価対象眼の眼圧変化量(朝点眼直前、点眼2時間後及び朝点眼直前と点眼2時間後の平均値)の検討では、4、6、8週を繰り返し時点とした繰り返し測定型分散分析の結果、グラナテック点眼液のプラセボに対する優越性は検証されなかったものの、点眼2時間後及び朝点眼直前と点眼2時間後の平均値でプラセボ群に対してグラナテック点眼液群で有意な眼圧下降を認めました。副作用発現頻度は、グラナテック点眼液群で55.9%(57/102例)、プラセボ群で15.5%(16/103例)でした。

※ラタノプロスト点眼液0.005%の単独療法を4週間以上継続した後の朝9時の眼圧が18mmHg以上であった場合を効果不十分と定義した。

〇国内第III相チモロール点眼液併用試験(K-115-08)4)
チモロールマレイン酸塩点眼液0.5%で効果不十分※な原発開放隅角緑内障(POAG)又は高眼圧症(OH)患者を対象に、プラセボ又はグラナテック点眼液を両眼に1回1滴、1日2回、チモロールマレイン酸塩点眼液0.5%に追加して8週間点眼しました。
プラセボ群に対してグラナテック点眼液群で有意な眼圧下降作用を認めました。副作用発現頻度は、グラナテック点眼液群で66.3%(69/104例)、プラセボ群で12.5%(13/104例)でした。

※チモロールマレイン酸塩点眼液0.5%の単独療法を4週間以上継続した後の朝9時の眼圧が18mmHg以上であった場合を効果不十分と定義した。

〇国内第III相長期投与試験(K-115-07)5)
原発開放隅角緑内障(POAG)、落屑緑内障、色素緑内障(登録なし)又は高眼圧症(OH)患者354例を対象に、グラナテック点眼液を両眼に1回1滴、1日2回、単独及びPG関連薬、β遮断薬又はそれらの配合剤に追加して52週間点眼しました。
単独点眼、併用点眼にかかわらず長期投与で安定した眼圧下降を認め、投与期間の延長による眼圧下降効果の減弱を認めませんでした。副作用発現頻度は、単独コホートで86.7%(150/173例)、併用コホートで83.4%(151/181例)でした。

詳細はインタビューフォームをご参照ください3,4,5)

参考資料

1)グラナテック点眼液0.4% インタビューフォーム 2023年9月改訂(第13版) Ⅴ.治療に関する項目 5.臨床成績 (1)臨床データパッケージ
2)グラナテック点眼液0.4% 電子添文 2023年6月改訂(第2版) 14.1 薬剤交付時の注意
3)グラナテック点眼液0.4% インタビューフォーム 2023年9月改訂(第13版) Ⅴ.治療に関する項目 5.臨床成績 (4)検証的試験 1)有効性検証試験 ②第III相ラタノプロスト点眼液併用試験(K-115-06)
4)グラナテック点眼液0.4% インタビューフォーム 2023年9月改訂(第13版) Ⅴ.治療に関する項目 5.臨床成績 (4)検証的試験 1)有効性検証試験 ④第III相チモロール点眼液併用試験(K-115-08)
5)グラナテック点眼液0.4% インタビューフォーム 2023年9月改訂(第13版) Ⅴ.治療に関する項目 5.臨床成績 (4)検証的試験 2)安全性試験 第III相長期投与試験(K-115-07)

作成年月

2024年10月

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