カリメート(散・ドライシロップ92.59%)を懸濁する理由を教えてください。
カリメート(散・ドライシロップ92.59%)を水に懸濁する理由は以下の3つです。
・カリメート(散・ドライシロップ92.59%)をそのまま服用すると小さな塊(ダマ)ができることがあり、そのまま消化管を素通りする可能性がある。その結果、表面積が小さくなることによる効果の低下や、副作用の便秘のリスクが高まる等の懸念がある。
・カリメート(散・ドライシロップ92.59%)は水に溶けず、1回服用量が多いため、そのままでは飲み込みにくい。なお、カリメートドライシロップ92.59%は、服用改善を目的に懸濁時にトロミと甘みがつくようにしている。
・湿潤熱(※)という物理的な発熱反応をコップのなかで終わらせる。
※湿潤熱:乾燥した、濡れやすい物質に水が触れると、物理的反応で発熱する。カリメート散は非常に乾燥しているため、そのまま服用すると湿潤熱により熱く感じることがある1)。カリメートドライシロップ92.59%は、湿潤熱は少ない。
カリメート散及びカリメートドライシロップ92.59%は用法及び用量に従い、必ず水に懸濁して服用してください2,3)。
<参考>
〇カリメート散経口投与時の用法及び用量2)
通常成人1日15~30gを2~3回に分け、その1回量を水30~50mLに懸濁し、経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
〇カリメートドライシロップ92.59%の用法及び用量3)
通常成人1日16.2~32.4g(ポリスチレンスルホン酸カルシウムとして1日15~30g)を2~3回に分け、その1回量を水30~50mLに懸濁し、経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
なお、カリメート経口液20%は、水に懸濁することなくそのまま服用可能です4)。
・カリメート(散・ドライシロップ92.59%)をそのまま服用すると小さな塊(ダマ)ができることがあり、そのまま消化管を素通りする可能性がある。その結果、表面積が小さくなることによる効果の低下や、副作用の便秘のリスクが高まる等の懸念がある。
・カリメート(散・ドライシロップ92.59%)は水に溶けず、1回服用量が多いため、そのままでは飲み込みにくい。なお、カリメートドライシロップ92.59%は、服用改善を目的に懸濁時にトロミと甘みがつくようにしている。
・湿潤熱(※)という物理的な発熱反応をコップのなかで終わらせる。
※湿潤熱:乾燥した、濡れやすい物質に水が触れると、物理的反応で発熱する。カリメート散は非常に乾燥しているため、そのまま服用すると湿潤熱により熱く感じることがある1)。カリメートドライシロップ92.59%は、湿潤熱は少ない。
カリメート散及びカリメートドライシロップ92.59%は用法及び用量に従い、必ず水に懸濁して服用してください2,3)。
<参考>
〇カリメート散経口投与時の用法及び用量2)
通常成人1日15~30gを2~3回に分け、その1回量を水30~50mLに懸濁し、経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
〇カリメートドライシロップ92.59%の用法及び用量3)
通常成人1日16.2~32.4g(ポリスチレンスルホン酸カルシウムとして1日15~30g)を2~3回に分け、その1回量を水30~50mLに懸濁し、経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
なお、カリメート経口液20%は、水に懸濁することなくそのまま服用可能です4)。
参考資料
1)カリメート散・ドライシロップ92.59%・経口液20% インタビューフォーム 2024年9月改訂(第22版) Ⅳ.製剤に関する項目 7.調製法及び溶解後の安定性
2)カリメート散 電子添文 2024年9月改訂(第2版) 6. 用法及び用量
3)カリメートドライシロップ92.59% 電子添文 2024年9月改訂(第2版) 6. 用法及び用量
4)カリメート散・ドライシロップ92.59%・経口液20% インタビューフォーム 2024年9月改訂(第22版) Ⅰ.概要に関する項目 3.製品の製剤学的特性
作成年月
2025年2月