カリメート散の注腸投与方法や注意点について教えてください。
■カリメート散注腸投与時の用法及び用量
通常成人1回30gを水または2%メチルセルロース溶液100mLに懸濁して注腸してください。体温程度に加温した懸濁液を注腸し30分から1時間腸管内に放置してください。液がもれてくるようであれば枕で臀部挙上するか、或いはしばらくの間膝胸位をとらせてください。
水または2%メチルセルロース溶液にかえて5%ブドウ糖溶液を用いても構いません1)。
■注腸投与時の注意点
〇薬剤調製時の注意2)
動物実験(ラット)で、ソルビトールの注腸投与により腸壁壊死を起こすことが報告されています。また、外国においてポリスチレンスルホン酸型陽イオン交換樹脂のソルビトール懸濁液を注腸し、結腸壊死を起こした症例が報告されているので、カリメート散を注腸する際にはソルビトール溶液を使用しないでください。
〇薬剤投与時の注意3)
カリメート散投与後は、腸管への残留を避けるため、必ずカリメート散を排泄させてください。特に自然排泄が困難な患者においては、適切な方法を用いてカリメート散を腸管から取り除いてください。
なお、カリメートドライシロップ92.59%及びカリメート経口液20%では注腸投与は承認されていません。
通常成人1回30gを水または2%メチルセルロース溶液100mLに懸濁して注腸してください。体温程度に加温した懸濁液を注腸し30分から1時間腸管内に放置してください。液がもれてくるようであれば枕で臀部挙上するか、或いはしばらくの間膝胸位をとらせてください。
水または2%メチルセルロース溶液にかえて5%ブドウ糖溶液を用いても構いません1)。
■注腸投与時の注意点
〇薬剤調製時の注意2)
動物実験(ラット)で、ソルビトールの注腸投与により腸壁壊死を起こすことが報告されています。また、外国においてポリスチレンスルホン酸型陽イオン交換樹脂のソルビトール懸濁液を注腸し、結腸壊死を起こした症例が報告されているので、カリメート散を注腸する際にはソルビトール溶液を使用しないでください。
〇薬剤投与時の注意3)
カリメート散投与後は、腸管への残留を避けるため、必ずカリメート散を排泄させてください。特に自然排泄が困難な患者においては、適切な方法を用いてカリメート散を腸管から取り除いてください。
なお、カリメートドライシロップ92.59%及びカリメート経口液20%では注腸投与は承認されていません。
参考資料
1)カリメート散 電子添文 2024年9月改訂(第2版) 6. 用法及び用量
2)カリメート散 電子添文 2024年9月改訂(第2版) 14.2 薬剤調製時の注意
3)カリメート散 電子添文 2024年9月改訂(第2版) 14.3 薬剤投与時の注意
作成年月
2025年2月