これらの病態を疑わせる高度の便秘、持続する腹痛、嘔吐、下血等の異常が認められた場合には、投与を中止し、聴診、触診、画像診断等を実施し、適切な処置を行ってください1)。
<参考>
カリメート(散・ドライシロップ92.59%・経口液20%)を経口投与するにあたっては、患者に排便状況を確認させ、便秘に引き続き腹痛、腹部膨満感、嘔吐等の症状があらわれた場合には、医師等に相談するよう指導してください2)。
便秘を起こしやすい患者、腸管狭窄のある患者では腸閉塞、腸管穿孔を起こすおそれがあるため注意が必要です3)。
消化管潰瘍のある患者では症状を増悪させるおそれがあります3)。
経口投与では消化管への蓄積を避けるため、便秘を起こさせないように注意してください4)。
参考資料
1)カリメート散・ドライシロップ92.59%・経口液20% インタビューフォーム 2024年9月改訂(第22版) Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 8.副作用 (1)重大な副作用と初期症状
2)カリメート散・ドライシロップ92.59%・経口液20% インタビューフォーム 2024年9月改訂(第22版) Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 5.重要な基本的注意とその理由
3)カリメート散・ドライシロップ92.59%・経口液20% インタビューフォーム 2024年9月改訂(第22版) Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (1)合併症・既往歴等のある患者
4)カリメート散・ドライシロップ92.59%・経口液20% インタビューフォーム 2024年9月改訂(第22版) Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 11.適用上の注意
作成年月
2025年2月