アリドネパッチの合併症・既往歴等のある患者への投与について教えてください。
アリドネパッチの成分又はピペリジン誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者は禁忌のため、投与しないでください1)。
心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症等)を有する患者、電解質異常(低カリウム血症等)のある患者、洞不全症候群、心房内及び房室接合部伝導障害等の心疾患のある患者、消化性潰瘍の既往歴のある患者、気管支喘息又は閉塞性肺疾患の既往歴のある患者、錐体外路障害(パーキンソン病、パーキンソン症候群等)のある患者への投与は注意してください2)。
〇アリドネパッチの成分又はピペリジン誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者1)
アリドネパッチはピペリジン骨格を有する化合物です。過敏症の発現を避けるため、アリドネパッチの成分又はピペリジン誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者を投与禁忌としました。
〇心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症等)を有する患者、電解質異常(低カリウム血症等)のある患者2)
QT延長、心室頻拍(torsade de pointes を含む)、心室細動、洞不全症候群、洞停止、高度徐脈、心ブロック(洞房ブロック、房室ブロック)等があらわれることがあります。特に心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症等)を有する患者や電解質異常(低カリウム血症等)のある患者では、アリドネパッチ使用により重篤な不整脈に移行することが考えられるため、注意してください。
〇洞不全症候群、心房内及び房室接合部伝導障害等の心疾患のある患者2)
迷走神経刺激作用により、徐脈あるいは不整脈を起こす可能性があります。
〇消化性潰瘍の既往歴のある患者2)
アリドネパッチのコリン作動性作用により胃酸分泌及び消化管運動が促進され、消化性潰瘍を悪化させる可能性があります。
〇気管支喘息又は閉塞性肺疾患の既往歴のある患者2)
アリドネパッチのコリン作動性作用により気管支平滑筋の収縮及び気管支粘液分泌が亢進し、気管支喘息又は閉塞性肺疾患の症状が悪化する可能性があります。
〇錐体外路障害(パーキンソン病、パーキンソン症候群等)のある患者2)
アリドネパッチのコリン作動性作用により線条体のコリン系神経が亢進し、錐体外路障害(パーキンソン病、パーキンソン症候群等)の症状を誘発又は悪化させる可能性があります。
心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症等)を有する患者、電解質異常(低カリウム血症等)のある患者、洞不全症候群、心房内及び房室接合部伝導障害等の心疾患のある患者、消化性潰瘍の既往歴のある患者、気管支喘息又は閉塞性肺疾患の既往歴のある患者、錐体外路障害(パーキンソン病、パーキンソン症候群等)のある患者への投与は注意してください2)。
〇アリドネパッチの成分又はピペリジン誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者1)
アリドネパッチはピペリジン骨格を有する化合物です。過敏症の発現を避けるため、アリドネパッチの成分又はピペリジン誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者を投与禁忌としました。
〇心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症等)を有する患者、電解質異常(低カリウム血症等)のある患者2)
QT延長、心室頻拍(torsade de pointes を含む)、心室細動、洞不全症候群、洞停止、高度徐脈、心ブロック(洞房ブロック、房室ブロック)等があらわれることがあります。特に心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症等)を有する患者や電解質異常(低カリウム血症等)のある患者では、アリドネパッチ使用により重篤な不整脈に移行することが考えられるため、注意してください。
〇洞不全症候群、心房内及び房室接合部伝導障害等の心疾患のある患者2)
迷走神経刺激作用により、徐脈あるいは不整脈を起こす可能性があります。
〇消化性潰瘍の既往歴のある患者2)
アリドネパッチのコリン作動性作用により胃酸分泌及び消化管運動が促進され、消化性潰瘍を悪化させる可能性があります。
〇気管支喘息又は閉塞性肺疾患の既往歴のある患者2)
アリドネパッチのコリン作動性作用により気管支平滑筋の収縮及び気管支粘液分泌が亢進し、気管支喘息又は閉塞性肺疾患の症状が悪化する可能性があります。
〇錐体外路障害(パーキンソン病、パーキンソン症候群等)のある患者2)
アリドネパッチのコリン作動性作用により線条体のコリン系神経が亢進し、錐体外路障害(パーキンソン病、パーキンソン症候群等)の症状を誘発又は悪化させる可能性があります。
参考資料
1)アリドネパッチ インタビューフォーム 2025年4月改訂(第6版) VIII. 安全性(使用上の注意等)に関する項目 2.禁忌内容とその理由
2)アリドネパッチ インタビューフォーム 2025年4月改訂(第6版) VIII. 安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (1)合併症・既往歴等のある患者
作成年月
2025年4月