セレニカR(顆粒40%・錠)の腎機能障害患者/透析患者への投与について注意すべき点を教えてください。
腎機能障害患者では蛋白結合率の低下等の要因により、遊離型薬物濃度が上昇するおそれがあるため、注意して投与してください1)。
また、血液透析患者では血液透析によるセレニカR(顆粒40%・錠)の除去や蛋白結合能の変化により遊離型薬物濃度が低下するおそれがあるため、注意して投与してください2)。
なお、連用中は定期的に腎機能検査(BUN、血清クレアチニン等)、血液検査(赤血球、白血球、血小板等)実施して、十分な観察のもとに投与することが望ましいとしています3)。
<参考>
〇透析等による除去率
慢性腎不全の幼児に対してCAPD(持続的腹膜透析法)を試みた結果、バルプロ酸血清総濃度は低値を示しましたが、遊離型の割合は減少しなかったとの報告があります4)。
また、血液透析患者では血液透析によるセレニカR(顆粒40%・錠)の除去や蛋白結合能の変化により遊離型薬物濃度が低下するおそれがあるため、注意して投与してください2)。
なお、連用中は定期的に腎機能検査(BUN、血清クレアチニン等)、血液検査(赤血球、白血球、血小板等)実施して、十分な観察のもとに投与することが望ましいとしています3)。
<参考>
〇透析等による除去率
慢性腎不全の幼児に対してCAPD(持続的腹膜透析法)を試みた結果、バルプロ酸血清総濃度は低値を示しましたが、遊離型の割合は減少しなかったとの報告があります4)。
参考資料
1)セレニカR 電子添文 2024年8月改訂(第5版) 9.2.1 腎機能障害患者
2)セレニカR 電子添文 2024年8月改訂(第5版) 9.2.2 血液透析患者
3)セレニカR インタビューフォーム 2024年8月改訂(第23版) Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 5.重要な基本的注意とその理由
4)セレニカR インタビューフォーム 2024年8月改訂(第23版) Ⅶ.薬物動態に関する項目 9.透析等による除去率
作成年月
2025年1月