セレニカR(顆粒40%・錠)の血中濃度測定のタイミングについて教えてください。
副作用が発現したなど、バルプロ酸の血中濃度が高くなっている可能性がある場合はCmaxのタイミング、血中濃度が十分でない可能性がある場合はCmin(服用前後)のタイミングで採血・測定するのが一般的です。
長期にわたり抗てんかん薬を継続投与し、その効果を血中濃度面積で評価する場合には、服薬直前に採血した日内の最低血中濃度(Cminまたはトラフ値)を基準とするのが原則とされています1)。
なお、「躁病および躁うつ病の躁状態の治療」「片頭痛発作の発症抑制」に対しては、原則的に血中濃度モニタリングは必須ではありませんが、セレニカR(顆粒40%・錠)の用量増減時に、臨床状態の変化があった場合や予期した治療効果が得られない場合等(躁病および躁うつ病の躁状態の治療)、臨床状態の悪化があった場合等(片頭痛発作の発症抑制)には、必要に応じ血中濃度モニタリングを行い、用量調整することが望ましいとされています2)。
長期にわたり抗てんかん薬を継続投与し、その効果を血中濃度面積で評価する場合には、服薬直前に採血した日内の最低血中濃度(Cminまたはトラフ値)を基準とするのが原則とされています1)。
なお、「躁病および躁うつ病の躁状態の治療」「片頭痛発作の発症抑制」に対しては、原則的に血中濃度モニタリングは必須ではありませんが、セレニカR(顆粒40%・錠)の用量増減時に、臨床状態の変化があった場合や予期した治療効果が得られない場合等(躁病および躁うつ病の躁状態の治療)、臨床状態の悪化があった場合等(片頭痛発作の発症抑制)には、必要に応じ血中濃度モニタリングを行い、用量調整することが望ましいとされています2)。
参考資料
1)「フェニトイン,フェノバルビタール,その他の抗てんかん薬 三浦寿男 臨床医/19(増刊号)/1070-1071/1993」
2)セレニカR 電子添文 2024年8月改訂(第5版) 16.8.1 有効血中濃度
作成年月
2025年1月