アリドネパッチの妊婦・授乳婦への投与について教えてください。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療での有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用してください。ドネペジル塩酸塩経口製剤において、動物実験(ラット経口10mg/kg)で出生率の減少、死産児頻度の増加及び生後体重の増加抑制が報告されています1)。
授乳婦へは、治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討してください。ラットに14C-ドネペジル塩酸塩を経口投与したとき、乳汁中へ移行することが認められています2)。
<参考>
〇血液-胎盤関門通過性(ラット:ドネペジル塩酸塩 経口投与)3)
妊娠ラットに[14C]-ドネペジル塩酸塩(1mg/kg)を単回経口投与したとき、投与された放射能の一部は胎盤を通過しましたが、胎児移行性は低いことが示されています。
〇乳汁への移行性(ラット:ドネペジル塩酸塩 経口投与)4)
授乳期ラットに[14C]-ドネペジル塩酸塩(1mg/kg)を単回経口投与したとき、血漿中放射能濃度は投与後2時間にCmaxに達し、その後速やかに低下しました。乳汁中放射能濃度推移は血漿中濃度推移に近似しており、AUC0-48hの乳汁/血漿比は1.11でした。
授乳婦へは、治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討してください。ラットに14C-ドネペジル塩酸塩を経口投与したとき、乳汁中へ移行することが認められています2)。
<参考>
〇血液-胎盤関門通過性(ラット:ドネペジル塩酸塩 経口投与)3)
妊娠ラットに[14C]-ドネペジル塩酸塩(1mg/kg)を単回経口投与したとき、投与された放射能の一部は胎盤を通過しましたが、胎児移行性は低いことが示されています。
〇乳汁への移行性(ラット:ドネペジル塩酸塩 経口投与)4)
授乳期ラットに[14C]-ドネペジル塩酸塩(1mg/kg)を単回経口投与したとき、血漿中放射能濃度は投与後2時間にCmaxに達し、その後速やかに低下しました。乳汁中放射能濃度推移は血漿中濃度推移に近似しており、AUC0-48hの乳汁/血漿比は1.11でした。
参考資料
1)アリドネパッチ 電子添文 2025年4月改訂(第4版) 9.5 妊婦
2)アリドネパッチ 電子添文 2025年4月改訂(第4版) 9.6 授乳婦
3)アリドネパッチ インタビューフォーム 2025年4月改訂(第6版) VII. 薬物動態に関する項目 5.分布 (2)血液-胎盤関門通過性
4)アリドネパッチ インタビューフォーム 2025年4月改訂(第6版) VII. 薬物動態に関する項目 5.分布 (3)乳汁への移行性
作成年月
2025年4月