アリドネパッチの過量投与時の症状、処置について教えてください。
アリドネパッチを過量投与した際の症状、処置については以下のとおりです1)。
〇症状
コリンエステラーゼ阻害剤の過量投与は高度な嘔気、嘔吐、流涎、発汗、徐脈、低血圧、呼吸抑制、虚脱、痙攣及び縮瞳等のコリン系副作用を引き起こす可能性があります。筋脱力の可能性もあり、呼吸筋の弛緩により死亡に至ることもあり得ます。
〇処置
アトロピン硫酸塩水和物のような3級アミン系抗コリン剤がアリドネパッチの過量投与の解毒剤として使用できます。アトロピン硫酸塩水和物の1.0~2.0mgを初期投与量として静注し、臨床反応に基づいてその後の用量を決めます。他のコリン作動薬では4級アンモニウム系抗コリン剤と併用した場合、血圧及び心拍数が不安定になることが報告されています。
アリドネパッチの貼り替えの際、貼付している製剤を除去せずに新たな製剤を貼付すると過量投与となるおそれがあるため、貼り替えの際は先に貼付している製剤を除去したことを十分確認してください2)。
<参考>
有効成分であるドネペジルはアセチルコリンエステラーゼを可逆的に阻害する作用があります3)。
〇症状
コリンエステラーゼ阻害剤の過量投与は高度な嘔気、嘔吐、流涎、発汗、徐脈、低血圧、呼吸抑制、虚脱、痙攣及び縮瞳等のコリン系副作用を引き起こす可能性があります。筋脱力の可能性もあり、呼吸筋の弛緩により死亡に至ることもあり得ます。
〇処置
アトロピン硫酸塩水和物のような3級アミン系抗コリン剤がアリドネパッチの過量投与の解毒剤として使用できます。アトロピン硫酸塩水和物の1.0~2.0mgを初期投与量として静注し、臨床反応に基づいてその後の用量を決めます。他のコリン作動薬では4級アンモニウム系抗コリン剤と併用した場合、血圧及び心拍数が不安定になることが報告されています。
アリドネパッチの貼り替えの際、貼付している製剤を除去せずに新たな製剤を貼付すると過量投与となるおそれがあるため、貼り替えの際は先に貼付している製剤を除去したことを十分確認してください2)。
<参考>
有効成分であるドネペジルはアセチルコリンエステラーゼを可逆的に阻害する作用があります3)。
参考資料
1)アリドネパッチ 電子添文 2025年4月改訂(第4版) 13. 過量投与
2)アリドネパッチ 電子添文 2025年4月改訂(第4版) 8. 重要な基本的注意 8.5
3)アリドネパッチ 電子添文 2025年4月改訂(第4版) 18.1 作用機序
作成年月
2025年4月