アリドネパッチの相互作用について教えてください。
アリドネパッチの有効成分であるドネペジルは、主として薬物代謝酵素CYP3A4及び一部CYP2D6で代謝されます1)。
電子化された添付文書の相互作用の項では、スキサメトニウム塩化物水和物、コリン賦活剤(アセチルコリン塩化物、カルプロニウム塩化物、ベタネコール塩化物)、コリンエステラーゼ阻害剤(アンベノニウム塩化物、ジスチグミン臭化物、ピリドスチグミン臭化物、ネオスチグミン等)、CYP3A阻害剤(イトラコナゾール、エリスロマイシン等)、ブロモクリプチンメシル酸塩、イストラデフィリン、キニジン硫酸塩水和物等、カルバマゼピン、デキサメタゾン、フェニトイン、フェノバルビタール、リファンピシン等、中枢性抗コリン剤(トリヘキシフェニジル塩酸塩、ピロヘプチン塩酸塩、マザチコール塩酸塩水和物、ビペリデン塩酸塩等)、アトロピン系抗コリン剤(ブチルスコポラミン臭化物、アトロピン硫酸塩水和物等)、非ステロイド性消炎鎮痛剤が併用注意に設定されています2)。詳細は以下のとおりです。
〇スキサメトニウム塩化物水和物
併用薬剤の脱分極性筋弛緩作用を増強する可能性があります。
〇コリン賦活剤、コリンエステラーゼ阻害剤
アリドネパッチとともにコリン作動性の作用メカニズムを有しており、迷走神経刺激作用などコリン刺激作用が増強される可能性があります。
〇CYP3A阻害剤、ブロモクリプチンメシル酸塩、イストラデフィリン
併用薬剤のCYP3A4阻害作用により、アリドネパッチの代謝を阻害し、作用を増強させる可能性があります。
〇キニジン硫酸塩水和物等
併用薬剤のCYP2D6阻害作用により、アリドネパッチの代謝を阻害し、作用を増強させる可能性があります。
〇カルバマゼピン、デキサメタゾン、フェニトイン、フェノバルビタール、リファンピシン等
併用薬剤のCYP3A4の誘導により、アリドネパッチの代謝を促進し、作用を減弱させる可能性があります。
〇中枢性抗コリン剤、アトロピン系抗コリン剤
アリドネパッチと抗コリン剤の作用が、相互に拮抗し、それぞれの効果を減弱させる可能性があります。
〇非ステロイド性消炎鎮痛剤
コリン系の賦活により胃酸分泌が促進され、消化性潰瘍を起こす可能性があります。
電子化された添付文書の相互作用の項では、スキサメトニウム塩化物水和物、コリン賦活剤(アセチルコリン塩化物、カルプロニウム塩化物、ベタネコール塩化物)、コリンエステラーゼ阻害剤(アンベノニウム塩化物、ジスチグミン臭化物、ピリドスチグミン臭化物、ネオスチグミン等)、CYP3A阻害剤(イトラコナゾール、エリスロマイシン等)、ブロモクリプチンメシル酸塩、イストラデフィリン、キニジン硫酸塩水和物等、カルバマゼピン、デキサメタゾン、フェニトイン、フェノバルビタール、リファンピシン等、中枢性抗コリン剤(トリヘキシフェニジル塩酸塩、ピロヘプチン塩酸塩、マザチコール塩酸塩水和物、ビペリデン塩酸塩等)、アトロピン系抗コリン剤(ブチルスコポラミン臭化物、アトロピン硫酸塩水和物等)、非ステロイド性消炎鎮痛剤が併用注意に設定されています2)。詳細は以下のとおりです。
〇スキサメトニウム塩化物水和物
併用薬剤の脱分極性筋弛緩作用を増強する可能性があります。
〇コリン賦活剤、コリンエステラーゼ阻害剤
アリドネパッチとともにコリン作動性の作用メカニズムを有しており、迷走神経刺激作用などコリン刺激作用が増強される可能性があります。
〇CYP3A阻害剤、ブロモクリプチンメシル酸塩、イストラデフィリン
併用薬剤のCYP3A4阻害作用により、アリドネパッチの代謝を阻害し、作用を増強させる可能性があります。
〇キニジン硫酸塩水和物等
併用薬剤のCYP2D6阻害作用により、アリドネパッチの代謝を阻害し、作用を増強させる可能性があります。
〇カルバマゼピン、デキサメタゾン、フェニトイン、フェノバルビタール、リファンピシン等
併用薬剤のCYP3A4の誘導により、アリドネパッチの代謝を促進し、作用を減弱させる可能性があります。
〇中枢性抗コリン剤、アトロピン系抗コリン剤
アリドネパッチと抗コリン剤の作用が、相互に拮抗し、それぞれの効果を減弱させる可能性があります。
〇非ステロイド性消炎鎮痛剤
コリン系の賦活により胃酸分泌が促進され、消化性潰瘍を起こす可能性があります。
参考資料
1)アリドネパッチ 電子添文 2025年4月改訂(第4版) 10. 相互作用
2)アリドネパッチ 電子添文 2025年4月改訂(第4版) 10.2 併用注意(併用に注意すること)
作成年月
2025年4月