レスタミンコーワ錠の妊婦への投与について教えてください。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましいです。抗ヒスタミン剤を投与された患者群で、奇形を有する児の出生率が高いことを疑わせる疫学調査の報告があります1)。
口部の裂溝を有する599例の小児(study群)とstudy群と背景因子がマッチしたcontrol群590例について母親の妊娠中における抗ヒスタミン薬の服用状況を調査した結果、口部の裂溝を有する小児の母親は妊娠第I期(最初の3ヵ月間)における抗ヒスタミン薬の服用頻度が有意に高く、ジフェンヒドラミン投与例はcontrol群6例、study群20例であり有意差が認められました(p<0.01, χ2検定)。
study群の内訳は口蓋裂8例、口唇裂4例、他の奇形を合併する裂溝8例(口蓋裂5例、口唇裂3例)でした1)。
口部の裂溝を有する599例の小児(study群)とstudy群と背景因子がマッチしたcontrol群590例について母親の妊娠中における抗ヒスタミン薬の服用状況を調査した結果、口部の裂溝を有する小児の母親は妊娠第I期(最初の3ヵ月間)における抗ヒスタミン薬の服用頻度が有意に高く、ジフェンヒドラミン投与例はcontrol群6例、study群20例であり有意差が認められました(p<0.01, χ2検定)。
study群の内訳は口蓋裂8例、口唇裂4例、他の奇形を合併する裂溝8例(口蓋裂5例、口唇裂3例)でした1)。
参考資料
1)レスタミンコーワ錠 インタビューフォーム 2022年2月改訂(第7版) Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (5)妊婦
作成年月
2025年7月