デベルザ錠を手術前後に投与する際の休薬や再開の目安はありますか。
手術前後のデベルザ錠の休薬や再開時期を検討したデータはありません。
電子添文では、手術前後の患者はインスリン注射による血糖管理が望まれるため、禁忌となっています1)。
<参考>
〇糖尿病治療におけるSGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation(2022年7月26日改訂)2)
ケトアシドーシス防止の観点から、以下のような記載があります。
手術が予定されている場合には、術前3日前から休薬する。術後、摂食が十分できるようになってから再開し、再開後はケトアシドーシスの症状に留意する。
緊急手術の場合、休薬は必須ではないが、再開については予定手術の場合と同様とし、再開後のケトアシドーシスの症状に留意する。
〇糖尿病専門医研修ガイドブック 改訂第9版3)
糖尿病治療薬の種類ごとに周術期における対応が示されています。
術前の投与については、SGLT2阻害薬は、術前2~3日前までに中止となっています。
手術当日は、中間型・持効型インスリン以外は中止となっています(SGLT2阻害薬も中止です)。
術後の再開時期については、薬剤の種類ごとの記載はありませんが、術前の薬物療法に戻す際の原則として、以下の記載があります。
術後経口摂取が安定し、血糖コントロールが良好であること(病態が安定したこと)を確認してから行う。
電子添文では、手術前後の患者はインスリン注射による血糖管理が望まれるため、禁忌となっています1)。
<参考>
〇糖尿病治療におけるSGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation(2022年7月26日改訂)2)
ケトアシドーシス防止の観点から、以下のような記載があります。
手術が予定されている場合には、術前3日前から休薬する。術後、摂食が十分できるようになってから再開し、再開後はケトアシドーシスの症状に留意する。
緊急手術の場合、休薬は必須ではないが、再開については予定手術の場合と同様とし、再開後のケトアシドーシスの症状に留意する。
〇糖尿病専門医研修ガイドブック 改訂第9版3)
糖尿病治療薬の種類ごとに周術期における対応が示されています。
術前の投与については、SGLT2阻害薬は、術前2~3日前までに中止となっています。
手術当日は、中間型・持効型インスリン以外は中止となっています(SGLT2阻害薬も中止です)。
術後の再開時期については、薬剤の種類ごとの記載はありませんが、術前の薬物療法に戻す際の原則として、以下の記載があります。
術後経口摂取が安定し、血糖コントロールが良好であること(病態が安定したこと)を確認してから行う。
参考資料
1)デベルザ錠 電子添文 2019年10月改訂(第1版) 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.3
2)糖尿病治療におけるSGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation(2022年7月26日改訂) 日本糖尿病学会
3)糖尿病専門医研修ガイドブック 改訂第9版 日本糖尿病学会 編・著
作成年月
2024年6月