デベルザ錠の授乳婦への投与について教えてください。
授乳しないことが望ましいとされています。国内及び海外において、授乳時の使用を評価するための臨床試験は実施しておらず、安全性は確立していません。
動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されています。また、類薬にて出生児の体重増加抑制が認められています1)。
<参考>
〇乳汁への移行性(ラット)2)
出産後11日目の授乳期ラットに14C-トホグリフロジン1mg/kgを単回経口投与し、投与24時間までの血漿及び乳汁中放射能濃度を測定しました。初回試料採取時間である投与後0.6~0.7時間に最高血漿中放射能濃度210.4~389.4ng eq./mLを示し、投与後24時間には定量下限未満になりました。投与放射能の乳汁中への移行は投与直後から認められ、1例は初回試料採取時間(0.7時間)、他の2例は投与8時間後に最高乳汁中放射能濃度146.2~187.8ng eq./mLを示し、投与後24時間には最高乳汁中放射能濃度の約5%程度に減少しました。
乳汁/血漿中放射能濃度比は0.5時間で0.28~0.48、2時間で0.74~0.77、8時間で1.58~1.84でした。
動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されています。また、類薬にて出生児の体重増加抑制が認められています1)。
<参考>
〇乳汁への移行性(ラット)2)
出産後11日目の授乳期ラットに14C-トホグリフロジン1mg/kgを単回経口投与し、投与24時間までの血漿及び乳汁中放射能濃度を測定しました。初回試料採取時間である投与後0.6~0.7時間に最高血漿中放射能濃度210.4~389.4ng eq./mLを示し、投与後24時間には定量下限未満になりました。投与放射能の乳汁中への移行は投与直後から認められ、1例は初回試料採取時間(0.7時間)、他の2例は投与8時間後に最高乳汁中放射能濃度146.2~187.8ng eq./mLを示し、投与後24時間には最高乳汁中放射能濃度の約5%程度に減少しました。
乳汁/血漿中放射能濃度比は0.5時間で0.28~0.48、2時間で0.74~0.77、8時間で1.58~1.84でした。
参考資料
1)デベルザ錠 インタビューフォーム 2024年6月改訂(第13 版) Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (6)授乳婦
2)デベルザ錠 インタビューフォーム 2024年6月改訂(第13 版) Ⅶ.薬物動態に関する項目 5.分布 (3)乳汁への移行性
作成年月
2024年6月