FAQ

パルモディア錠と併用禁忌の薬剤について教えてください。
国内で承認された効能効果・用法用量の範囲外の情報を含む場合がありますが、承認外の使用を推奨するものではありません。
パルモディア錠のご使用にあたっては、最新の電子化された添付文書(電子添文)をご確認ください。

電子添文の相互作用の項では、シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)及びリファンピシン(リファジン)が併用禁忌に設定されています1)

〇シクロスポリン
健康成人(20例)にパルモディア錠0.4mg注)にシクロスポリン600mgを併用単回投与したとき、ペマフィブラートの曝露量はパルモディア錠単回投与と比較して増加(Cmaxで約9.0倍、AUCで約14.0倍)しました1,2)。これは、シクロスポリンのOATP1B1、OATP1B3、CYP2C8、CYP2C9及びCYP3Aの阻害作用によると考えられます1)

〇リファンピシン
健康成人(20例)にパルモディア錠0.4mg注)を単回投与した場合と、パルモディア錠0.4mgとリファンピシン600mgを併用単回投与した場合の比較では、パルモディア錠とリファンピシンの併用単回投与により、ペマフィブラートの曝露量はパルモディア錠単回投与と比較して増加(Cmaxで約9.4倍、AUCで約10.9倍)しました。これはリファンピシンのOATP1B1及びOATP1B3の阻害作用により、ペマフィブラートのOATPに依存する輸送が阻害された結果と推察されました1,3)
また、パルモディア錠0.4mgを単回投与した場合と、リファンピシン600mg/日を反復投与(1日1回、10日間)後にパルモディア錠0.4mgを単回投与した場合の比較では、リファンピシンを反復投与後のパルモディア錠単回投与により、ペマフィブラートの曝露量はパルモディア錠単回投与と比較して減少(Cmaxで約0.4倍、AUCで約0.2倍)しました。これはリファンピシンのCYP誘導作用により、ペマフィブラートの代謝が亢進した結果と推察されました1,3)

注)パルモディア錠の承認された用法及び用量は、1回0.1mgを1日2回経口投与、最大1回0.2mgを1日2回である。

参考資料

1)パルモディア錠 インタビューフォーム 2023年11月改訂(第14版) Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 7.相互作用 (1)併用禁忌とその理由
2)パルモディア錠 インタビューフォーム 2023年11月改訂(第14版) Ⅶ.薬物動態に関する項目 1.血中濃度の推移 (4)食事・併用薬の影響 2)薬物相互作用試験(シクロスポリンとの併用)(外国人データ:K-877-103)
3)パルモディア錠 インタビューフォーム 2023年11月改訂(第14版) Ⅶ.薬物動態に関する項目 1.血中濃度の推移 (4)食事・併用薬の影響 3)薬物相互作用試験(リファンピシンとの併用)(外国人データ:K-877-107)

作成年月

2024年7月

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