アデホスコーワ顆粒10%：用量設定試験
対象
メニエール病およびその他の末梢前庭系の耳性めまい患者168例
方法
アデホスコーワ顆粒10%1.5g/日または3g/日（ATP-2Naとして150または300mg/日）を1日3回、4週間経口投与した場合のめまいに対する効果を二重盲検法により比較検討した。
評価項目
主治医判定による自覚症状概括改善度および他覚所見概括改善度の判定結果を総合して総合改善度とし、5段階に分け評価
結果
安全性
副作用は300mg/日群で81例中2例（2.5％）、150mg/日群で76例中2例（2.6％）認められた。 副作用の内訳は300mg/日群で口内炎、便秘傾向が認められ、150mg/日群で耳鳴、眠気が認められた。
渡辺 勈他：耳鼻臨床 75：393.1982
本剤の承認された用法・用量（一部抜粋）は下記のとおりです。
メニエール病及び内耳障害に基づくめまいに用いる場合には、アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、1回100mgを1日3回経口投与する。なお、症状により適宜増減する。