イソバイド:味覚試験
※本試験結果は服薬コンプライアンス向上のため重要と考えられますので掲載しております。
対象
健康成人33名〔男性20名(27〜52歳)、女性13名(25〜55歳)〕
方法
イソバイド原液3mLとオレンジジュース、リンゴ酢、炭酸水、コーラ、イオン飲料、お茶それぞれ3mLを混合したものを服用し、服用しやすさを5段階評価(服用できる(5点)、ほぼ服用できる(4点)、何とか服用できる(3点)、ほとんど服用できない(2点)、全く服用できない(1点))した。各服用間には水でうがいをし、混合液の服用順序は乱数表を用いて各人ごとに決定した。
結果
イソバイド原液の平均評点が3.18であったのに対し、オレンジジュースの平均評点は4.12、コーラの平均評点は3.76、イオン飲料の平均評点は3.61となり、それぞれ有意に服用しやすさを改善した。
久保 和彦 他:耳鼻と臨床 59(3):122, 2013より作図
本剤の承認された用法・用量(一部抜粋)は下記のとおりです。
メニエール病の場合には、1日体重当り1.5〜2.0mL/kgを標準用量とし、通常成人1日量90〜120mLを毎食後3回に分けて経口投与する。症状により適宜増減する。
必要によって冷水で2倍程度に希釈して経口投与する。
※味覚には個人差がありますので、上記結果をご参考の上、患者さんにご紹介ください。